水銀汚染は世界的に増加しています。国連の「水銀に関する水俣条約」の使命は、水銀の使用と汚染を過去のものにすることです。この写真は事務局長のモニカ・スタンキエヴィッチが2023年10月、水俣を訪れた時の写真です。彼女は、胎児性水俣病患者の坂本しのぶさんと松永幸一郎さんに会いました。2人は、母親の胎内にいる間にメチル水銀による中毒を受けています。どちらの母親も、妊娠中に食べていた魚がメチル水銀に汚染されているとは当時知りませんでした。しのぶさんは、公式に中毒が確認された直後の1956年7月に生まれています。しのぶさんの姉はしのぶさんが母親の胎内にいる間に水俣病で亡くなっています。1963年生まれの幸一郎さんは、原因企業のチッソが水俣病の原因が自分たちの工場が流している水銀であると知りながら、密かに排出を続けていなければ、このような被害を受けなかったのです。